笹田さんの詩のこと/イダヅカマコト
 
もちろん詩の話をします。
すごく硬度の高い詩を書く友人が、今月の29日にライブをします。
笹田美紀さんという詩の書き手です。

誰にも相談できない自分にただ苦しんでいる夜に彼女の詩を読むと、
その言葉のきらめきと、むきだしにされた孤独感に、
まだ先の孤独感と、その先の鮮やかさを見つめて私はふるえてしまいます。
たとえば、『ジェリーフィッシュ』

{引用=
ジェリーフィッシュ

心に音楽が満ちるように
いつしか言葉が満ちるんだ

からっぽのグラスに
蛍光色のジェリーフィッシュ
ただ漂って 揺らめいて
いつしか唯一の存在になる

噛みごたえのないマシュマロを

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