とものさんの詩の魅力について。 /服部 剛
 
ひとつだけ
  お賽銭箱に落とし

  (二礼)
  (二拍)



  (一礼)

  炎に 飛行機のライトに
  明るくされたその夜にも 
  三日月はきっと鎮座していた
  新年


  おめでとう 


 このラストを朗読しながらとものさんは実際に五円
玉を ちゃりん とBen'sの黒い小さな舞台の上から床
に落とし、ぱん ぱん と両手を合わせ、礼をする、テ
キストもさることながらパフォーマンスも優れた詩的
空間を創り出す詩人の才を感じさせる5分間の印象的
な朗読の時間でした。 


※ この優れた詩のテキストはとものさんのブログ
  1月18日のページで読めます。 
  http://tomonon.exblog.jp/10161480/ 




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