ディストピア。眼の誕生!/瓜田タカヤ
 


目の誕生の初めては、黒い蠅の祖先
赤いデストピアが映り混む黒い瞳
破裂してステンドグラスに黒点を付着する蠅と蠅の透明な羽を見た少年は
それを銃弾だと思い、次の日戦争ゲームをする場所に決めた
光源が制限無く柔らかに輝く裏道の教会の庭での決め事だ
大概の見えない追憶 または夢想の沈殿物 無意識に眠る迷路の回帰線だ
崇敬のアイドルのまわりを
ハエが飛び回り
全てのビールの注がれたグラスにとまり黒煙を現す
何かと共鳴し、途端グラスのビールを肌色を強ばった安息のように晒す
テキトウに叫びながらそれでいて両瞳が義眼のように真作らしい瞳を
迂闊に見せる人間が手当たり次第、人々にぶつ
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