紅ショウガ/
K.SATO
僕は闇で君の姿を考えていた
朝焼けへと流れる波止場 けれど
そこに座ったまま 港の夜が明けていく
うっすらと見えたのは でも 遠くのたき火
跳ねる魚の音がする
釣り人がたくさんいる 真昼だった
指と指とが車のキーを探す うつらうつらと
君が、だけどリアクションしてきたので海に僕は落っこちた。
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