「不思議の国のアリス」に尽いて 〜児玉あゆみ・覚書〜 /服部 剛
 
 司会の僕が「2部のラストはこの人に登場してもらい
ましょう・・若き詩人の星・児玉あゆみさん」と名前を
呼ぶと、「笑いと涙のぽえとりー劇場」に初登場の児玉
さんは詩と朗読について「詩は(難しいとか知識じゃな
くて)フィーリング・・・感じることだと思うんですよ」
と語ってから「不思議の国のアリス」という現在の児玉
さんの心情が凝縮された詩の朗読が始まった。 

 愛する人と別れた後の、空洞になった家へと一人帰る
夜道の呟きで、この詩は始まり、幸福な時から抜け出し
て独りになった詩人の思いは、自分の日常に留まらぬ思
いで、街と人と自分の間に、真実を探し始める。 


 
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