黄色い帽子/服部 剛
 
きみとぼく 
もしも一緒に 
四本の腕を目一杯伸ばし 
一つの巨きな帽子を 
持ち上げることができたなら 

その仕事を 
僕等は仕合わせと 
呼ぼう 

( 透明の黄色い帽子はいつだって ) 
( 気づかぬ僕等を覆っているよ ) 




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