余白ノ足跡 /服部 剛
 
恋も夢も 
日々の仕事も・・・ 
最後には 
「自分の生き様」 
だけが 

一冊の本の 
序章から終章を貫く
魂の矢となり 
ひとすじの軌跡を遺すだろう 

開いた頁の上にいつか幻と消える、全ての黒文字。 
開いた頁に広がる、まっさらな余白の空間。 

あなたは 
いつか 
このまっさらな余白に 
黒い足跡の連なりを、遺すだろうか? 

私は 
今・ここで 
永遠に残る魂の一歩を 
地に刻めるだろうか? 




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