ねじ曲がる/山中 烏流
 
 
 
 
純白のミルクセーキと熟れ苺 コーヒーの黒、水の透明
 
 
 
モナリザの子宮から出でたいと言う
偽物で良ければこの絵から、
 
 
 
枯れ葉で埋めたブランコに着地して、
廃れていく木々の声を聞く
 
 
 
すべりだいから落ちたの?と、泣き声に
振り返るもそれは幻聴で
 
 
 
目隠し手錠足枷に猿轡
それよりも、言葉が痛いのに
 
 
 
白い鳩を抱いて私は生きている
平和のために、「飛ぶ、飛べ、飛んだ。」
 
 
 
 
 
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