秋/湖月
 
 秋の葉が揺れ 踏み荒らされた道に 色
 
 雨上がりの歩道に きみの あしあと
 
 くしゃくしゃになりながら 乾く木の葉を足元に感じて

 一寸先に 冬
 
 凍えるにはまだ 風も記憶も 足りない
 



 
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