二人/K.SATO
を微細な風船をダンボールハウスに
浮かぶ胞子や肥料の叫びにああ 僕は土台になる
黄色やベージュに
うっすらに和紙の手は
もみじは一本の上にかすむ線
パーマにした一本を奏でるギター
ネックとピックアップのラインを人はあふられた僕らを落ちて
アコギを君がでかい声を出して弾いていても
喉は枯れたが人あふれが今日もの二人は手をつなぎあい
鎖の手のとき人あふれに突き
朝の 微笑みの しわにそって
引いたペンの詩を手に寂しさで 文が
詩の絵画にあふれの
あぶれに君は強く
僕に
手を突き差した
あふれ
流れ人が今日も流れていく 水
僕は詩を書き
君はスーツを着る
グレーの光が 広場全体に強く降り注いでいる
さようなら
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