ある晴れた日に/
K.SATO
人となり歩いていると
街は活気に満ちたりて
声に歓声へと思わされ
歩む奥へと流れこむ
僕はあの頃
何かにつけて悩み 僕の
歩みを行ってはまたそこに屈した
知られている えせのノイローゼ人間そのもので
パレードは高まりを迎え
人ごみが増して黄色い
旗があちらこちらにざわめく
のばした指先に僕はそれを取り
僕が現在に存在することを 人波の中
人波のパステルに僕を強く黒い手の奥に握っていた
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