アレックスの海岸へ/セルフレーム
君の歌声と
僕の弱さを標した詩が
宇宙の隅から
宇宙の果へ
届く日が来るように
アレックスの海岸へ
―君の
マイク越しでも近くにいるみたいな歌声が
私
好きだよ
薄い壁の向こうにいたヴォーカルに始めて出会ったのは、
宇宙の果てまで繋がると
私が標した
海岸で でした。
君は微笑んで
口にする言葉のひとつひとつに
優しさを込めて私を安心させました。
綺麗に夕焼けが暮れた
小さな海岸線の上を
手をつないで歩いたこと。
―私は、覚えているからね。
最後の唄の言の葉はすべて
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