ショートレビュー・サンデー 2/露崎
ます。たくさんの改行の中で、急にパワーのある言葉が出現する。
「谷川俊太郎」なんてちょっとびっくりするくらいなパワーだとおもう。まあ「
おちんちん」もだけど。そういう強弱が怒涛のように上から下へとつづいていくか
ら目がはなせなくなってしまう。それっぽいことばであらわすとグルーヴがあるの
だとおもう。
そんなうねり感にのせて『ほんとうのこと』へ激突する。人が避けて通る、目を
そむけてしまう、あるいは気がつくことのできない、そんな『ほんとうのこと』を
言ってしまうし、挑みかかる。ちょっとおちょくるユーモアもある。この詩はそん
な詩だとおもいます。やっぱりとんちんかんになってしまった。
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