深夜2時のポスト/高杉芹香
 
白い息を吐きながら
裸足でピンヒールをひっかけて
ポストに走った。


どうか誕生日当日に着きますように。
きみに届け。
深夜のラブレター。



今 書いたことなのに。
本心だったのか
わからなくなる。




深夜2時。









秘めた手紙が
カタンと音を立てた。


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