あいさつ/
猫のひたい撫でるたま子
季節が変わっても
変わらないのは私だけで
いつまでも囚われている
もう目の前にいない人を
私を見ない人を
私を見ていたあなたを
ずっと傍に置いている
暖かく、優しい
目が覚める前の そんな朝
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