空の湯舟 /服部 剛
 
日常は、空っぽの湯舟です。 

寒々しくうなだれて、 
退屈そうに眺めるか。 
せっせと熱いお湯を入れ、 
後でほかほかあったまるのか。 

まったくといっていいほど、 
僕自身にまかされています。 

 
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