かがやかせるもの/白井明大
 
紀の「木橋」(「季刊びーぐる 詩の海へ」創刊号)を読んでいて、逆のことはあるのだろうか、と思いました。

 意味が、ことばを輝かせる。

「木橋」を読んでいると、ことばの並びそのものからまぶしさを感じます。
もう、読んでいて、ほとんど視覚的にまぶしいのです。

「木橋」にかぎらず貞久秀紀の詩はそうなのですが、この詩を読んでいてこうしたことが思い浮かびました。

とはいえ、

意味が、ことばを輝かせる、というのはどういうことなんだろう?

ことばの響きが、意味を輝かせる、というのとどう違うんだろう?

そんな疑問をまだ整理できないでいるのですが、実際に詩を
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