プラズマ/みお
 
 かんけいが深くなるたびに
 こわれていく音がしました
 それはそれは痛かった
 私はかんかくなんて、わすれてしまうけれど
 ちいさな目がはれいて そっと気づいた
 泣いたんだ、いきものみたいに
 せつなさを知ったんだ、にんげんみたいに
安定したいのはなぜ
あなたたちは
どうして
音が溢れて
形状を変えていくそれらが
にんげんの
男女のようで
うらやましかった
 かんけいが深くなるたびに
 こわれていく音がしました
それはそれは
痛かった
私はいつまでも
空間の中で、ただよっている。
ずきずきと痛むのは
ちいさなからだの
まんなか
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