萌えと批判/渡邉建志
に自分の判断で消せる」という、紙媒体にはない特徴がある。そう、気軽に書ける、そして直していけるというよさがあるのだ。そこからこそ、だれもが紙媒体では気負いすぎてかけなかったような、Nさんの楽しい読ませる賢治批評が生まれたのだと思う。媒体が媒体の特徴を通じて、新しいより面白いものをうむ可能性をつぶしてはならない。例えば、ドラマが1時間ずつ毎週やって見るものを長期間にわたって楽しませるという、映画とは違う面白さを生み出すように。その媒体ではその媒体の特徴を生かしてやっていくのが筋道と言うものであって、その特徴を生かさずに無視して紙媒体と同じようにやら「ねばならぬ」などという人々は、紙の特徴にがんじがらめにされてて頭が固いだけのおたんこなすだし、そういうならそもそもネットでやらず紙でやってればいいのだ。そう、ドラマなんて作らずに映画を作っていればいいのである。なのにドラマを作ってるくせに、周りのドラマ人を馬鹿にするのであれば、それはもうとても愚かなことだと思う。
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