昨日は孤独な世界?/錯春
けて空を見る。
(今頃、私の小学校時代の同級生のうち何人が洗濯物を干して昼ドラを見てるのかしらん)
マリオは半月前に同棲していた男と別れたものの、今更守るべきものなんて無いので、未だに名前も知らない他人のペニスを口に含む仕事を続けていた。
大体の男逹は彼女を説教する、又は馬鹿にした(男逹は嘲笑えない存在を愛せないので、その点において彼女は愛玩されやすい性質だった)
マリオは裸の尻の下に、湿ったビニールマットレスが貼り付くのを感じる。
(なんでもっとはやいうちに、沢山本を読まなかったんだろう。あのときの自分に言ってやりたい。今頃後悔してること)
彼女は間違っても自分が
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