日曜日の中で/K.SATO
 
僕はああ
はたらく 街を
どこかアメリカへと
景色をけずれ コンクリートブロックを
合流しては離れていくちらばりだった

キャットストリートで喫煙していると
なにかしらの声で注意され
僕は即席人間なのかとサングラスで
いろんな人につややかに過ぎ
角を曲がり
辞めようかと
明日決行 のたれ死ぬかもしれないが良し
からだがあることを汚れた
タイルをくもらせ

地下鉄でドラッグディーラーから
白を3袋ほど 言葉
東南アジア産のゆび色をして
ハイチ系か、上物なのだと 髭が円形をなした
わかるわけなく 人ゴミの目
巷 東南アジアなんて 目や声
光を 歩きだした また電車へと

歩いた歩いた歩いていったセントラルパークで
子供たちのダンスミュージックを鑑賞
北京ダッグの串焼きがうまい
北極ではオゾン層が破壊され
中東では紛争
開いたデイリー紙

明日辞めようと会社を
のたれ死ぬかもしれないが良し
太陽が照る
僕が僕であることを
まっすぐに海だ


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