「 0 」 /服部 剛
 
僕の手にする
透明なハンマーを振り上げて
目の前にぼんやりと立つ 
姿の無い退屈を、叩き壊す。 

粉々に砕け散る音が聞こえ 
全てを手放した僕の前に 

  0

の門が現れる 
 
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