その日/BOOKEND
 
い日々を送りながらも、仕事なんていつでも見つけられるサ‥とタカをくくっていたのだが、100万近くあった貯金の無くなる早さの凄まじさに狼狽し、コレはもしかするといよいよヤバイコトになって来たゾ‥
と言う不安をアルコールでごまかしている最中だった。

その映像は出し抜けに流れた。
コレは映画ではありません。と興奮気味に言っていた。
オレはふやけた頭で何となく凄いことになってしまっているのを認識しつつも、
やっぱり働くなら女の子がいるとこのがいいよな‥などと意味のない考えを巡らせていたんだ。
そしてもう1つの悩み事は、今寝ている友人を起こしたほうがいいのかどうか。と言う事だった。

過ぎてゆくのは時間だけではないのですね。




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