共感と反駁と/西日 茜
いう誰もが経験する心の作用だ。しかしその呪縛から解き放たれたとき、「詩とは」などという囚われから自由になり、自己の作品が独り歩きする。イメージは内部にある。外部から刺激を受けて生まれる自らの言葉に耳を傾けよう。それは他でもない、自分自身だ。可逆性を楽しむことができたらすばらしい。しかし不可逆的であることもまたすばらしい。お金は要らない。場所も選ばない。自分で形を自由に変えられることの楽しみを言葉の世界で見つけられたなら、それを伝えようと努力するのだ。こんなに手軽な遊びは他には無いだろう。遊びなどと言って怒る人がいたら申し訳ない。
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