詩の領域2/パンの愛人
以下は、自分が前回投稿した文章から発展したものである。そのため、これだけを読んでも話のつながりが判然としない場合があるかもしれない。それはともかく、まずは実川氏の反論を聞いてみよう。
{引用=文学は、文学の外部にあるテクスト、例えば社会や政治やジェンダーや恋愛やピンサロやピザ一切れを「取り込んで」(あるいは取り込まれて)いくシステムだというのがボクの論。つまり、文学と文学以外の区別や、詩と詩以外の区別は実質の上では不可能であり、だからこそどんどんみんなでモノを持ち寄って膨らもうぜ!というのが論旨。みんな違う本を読み、違う経験をする、それを文学−詩という形でフィードバックすれば、いつか「現代
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