震える鉄の足/大木円盤
私の鉄の足が
今日も震える
しかし今は先へ進もう
血走った眼下に広がる
光と影の織り成す
混沌とした領域へ
幻夢の魅了
白く輝く道
黒く輝く道
巧妙な無限の循環
選択の成果は
皆に等しい終焉を
もたらすという事に
気がつかぬまま
己の道で道を失い
すがるすべも無く
ただ欲望の亡霊と化し
目に留まる脆弱な事象を称え
気がつけば再び永遠の
業火に焼かれ
眠りの中に時折現れる
ささやかな光を愛しみ
再び勇気という名の下に
破滅の冒険者へと回帰する
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