俺の冒険/日雇いくん◆hiyatQ6h0c
年ほどそんな生活が続いた。
これからもそんな生活をしなければならないのか。
思い直すと我ながら恐ろしくなった。
いよいよ女を作らなければならなかった。
しかしどうしていいかわからなかった。
しかしこんな生活をしていても行き着く先は見えていた。
自殺するか、犯罪者になるか、それともホームレスになるか。
おれはどっちもいやだった。
なんとしても女を作らなければならない。
それにはどうしたらいいだろう。
とりあえず意を決し、駅前のでかい本屋に行った。
駅前の本屋はこのあたりでは一番の規模だ。
駅ビルの中の広いフロアを陣取っている。
冊数はちょっとした図
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)