from 終わりの次/あすくれかおす
 

息継ぎする余白にも
懸命な部屋の内装にも
心の隙間をのこす臆病さにも
全ての回り灯篭に問うておる
とうの私は丸裸


・・・


草の羽色ひもといて
街は俊敏に朝夕を担い
くくりつけられた約束ごとのそばで
終わりの数を数える女たち


ふたつぎの時間に芽吹く人間たちは、
みずからを未来と呼ぶが、
明後日の方へ口ずさみ、
か弱くふるえているばかり。













戻る   Point(4)