「?」の終着駅 /
服部 剛
只 線路は一直線に
遥か彼方の空と地平のすき間に向かって
突き刺さっている
ふいに
何処までも歩けそうな気のする僕等は
とてつもなく緩やかな引力に
否が応でも
いつか吸い込まれてゆく
空と地平のすき間に
ぼんやり「?」の文字の浮く
終着駅に向かって
戻る
編
削
Point
(2)