詩を書く人のすべてが詩人じゃなくていい/たりぽん(大理 奔)
 
「個」を追求する一つの姿勢じゃないだろうか。

 私は一番お気に入りの一文を石に刻んで安定岩盤の洞窟にでも置いておきたい。次の人類がそれを発見して何を思うかを楽しみにして。





追記:
ネット詩についてもいろいろな意見があるようだが、ブラウザーで読み書きするネット詩はあくまで紙媒体の延長線にしかない。もっともっと、この道具ならではの表現が発見され認められればなぁと思う。それに必要なのは「孤独な個」と「それを支える群」なのだが、そこまでの社会性をネットは持ち得ていないし、持ち得ないだろう。また、ネット上の文章には長期のアーカイブに問題がある。「数百年を越えていく保存性」が生み出す価値をネットは持ち得ないのだ。

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