秋田県でいただいた秋田の詩集2 「空気で伝えて2008」/イダヅカマコト
 
今回紹介するのはAWC秋田ポエトリーリーディングの世話人でもある、鈴木いく子さんの詩集『空気で伝えて2008』です。
これまで彼女が自作されてきた本や、秋田県でよく読まれている新聞「秋田魁新報」に掲載された詩で構成されています。

この詩集の凄いところは、全部で42編ある詩の一つ一つに家族という芯がはっきりと通っているところです。

理由としては詩の書き手としての成長過程がを考えました。
三人の子を持つ親としての歴史が長いこと。そして、詩を発表している媒体が新聞という場所であることです。
新聞という媒体の読者を想定して書いている詩なので、読みやすい詩が多く集められています。


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