神楽火法典/詩集ただよう
 
まさにピラミッド内でさ迷った野蛮な呼気について理性は考えていた、早くも、考えていたが、考えていたら、松明の火に脅え始め、距離をとりつつ、のけぞりつつ、少しずつだが、埃っぽく、今年のバネの出来は不甲斐なく、足軽なサスペンションとキンゾクヒロウ、摩天楼を煮沸する蜃気楼、スカラーシップ、破天荒の砂嵐、吸い込まれるか飛び出てくるか、何次第か、針次第、カチコチカチコチ、カチコチカチコチ、考えていたら、ざわつく皮膚が、また嘲笑うのだ、確か、俺については、不快だとか、これは上物なのか、まるで、新しいのか、ふざけるな、掲示板にへばりつくライン、粘性、変性、まだ揺らいでるのか、やらないのか、公正取引委員会から渡され
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