彼方へ/
ましろ
夏の雲の合間に
今年一番の秋の空がみえる 高く
砂浜で拾った
貝のイヤリングを外し
私は空へ放った
両耳のとても小さな白い跡がルルと鳴って
いつか 私の熊さんが
ひかりの果てから
お嬢さんと訪ねてきてくれるように
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