詩とは何か【詩とは何か祭り参加作品】/プル式
 
惑の読み方とは異なる。

この上記の内容が詩だったとしよう。この場合、説明的に説明するなら、1行目、2行目、は別の人物が続けて読むイメージとなり3行目に至っては、つぶやき、というか、声にすらならない心の中身であり、4行目はさらに無声音(息のみで話す声)でシャーシャーと泣く様な、感じ、という読み方をしてしまうわけだ。そういった意味で、他人の詩とは、僕の中にある、物語の参加者であり、登場人物として、時に恐怖や喜びを与える、ドラゴンや、道化や、タンスの引き出しみたいな物なのだ。
 なにを大げさな、と思うかも知れない。確かに大げさに書いている。だが、こういった考え方も、一つの事実で、おかげで僕は童話
[次のページ]
戻る   Point(3)