白昼の怪奇(午後、水飲み場で)/まいきー
 



蛇口をひねる。

きゅっ きゅっ きゅっ きゅ。

右に三回半。

おもむろに一口飲んでみたところ、

水ではない。

お茶である。

しかもなにやら粉っぽいので、

おそらくどうも抹茶なんである。

なるほど

これは水道ではなく、

茶道であったか。

これはこれはよいおてまえで。



・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

しばらく待ってみたが

茶菓子は出ないらしい。




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