最終電車/R
 

どこから来てどこへ行くのかって、普段は気にも止めないような事想う、最終電車。

地下鉄の景色は真っ暗に長く、速く、見失いそうだから泣きそうになった。

笑いながらバイバイって言うんだ、
いつも少し胸の奥をつんとさせて。

流れる闇に今日のきみを映して、
あー、今日も君は笑っていたなとか、
少し不器用に笑う目のしわくちゃな場所とか、
愛しい、恋しい、もう会いたいなって、最終電車に乗せるよ。

どこから来てどこへ行くのかって、最終電車。
なんとなくくちずさんだ恋の歌みたいに、
当たり前に君にはそばにいてほしいな。
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