君の死体に恋する 1/海月
 
君のキスは生ゴミの味がした
それでも僕はその味が好きになり
何度も舌を絡めては吐き出して、吐き出した
求めるのは自己快楽

カラメル指は解けない力で
僕の右手を奪って見せた
左手は小さな穴に吸い込まれ
三本程持っていかれた

それでも君の事が好きでたまらない
光の入らない君は動かずに僕を見つめる


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