夏の夜のこと/セルフレーム
が私になった理由は、ただ単に歩く為だけで}
嗚呼。
この世界が終わる日に、私の命も終わるなら
もう会えない。会いにはいけない。
私が私になった理由は、手を動かす為だけだ
どうして、消えてしまったんだろう。
でも私が私であるというなら
ねえ。
理由なんて無くてもいいから
行かないで。
精一杯
自分を大切にしてほしかった。
「何か」を抱いて生きていたい
君は、なんだったんだろう。
夜の砂浜で、後悔はしたくない。
夜の砂浜で、君のことを考える。
僕も、「何か」を抱いて生きていたい。
―いつかこの砂浜が
黒くくすんだ色になっても。
夏の夜のこと
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