余熱/るか
 
何も
       どこにも
       ゆかない
       よ。


       まるで
       「 生の意味 」に
       めぐり合ったあとの
       巡礼の者の
       横顔の
       ようである。
       すべて
       済んでしまった
       かのようで
       終焉の
       挨拶を
       云いかけたまま
       きみは 
       眠って
       いる


        ( 底流するものがある、
          わたしたちを流れて、
  
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