夏は朦朧と/
フクロネヅミ
女の子の水着のパンツを
全部ハサミでちょん切りたい
そしたら本当の夏が来る
泳がず浸かる今の僕は
頬のゆるみが止まらない
無駄に駅の階段に座る
汗ばかりが噴き出るけど
ちょっと斜め上を見上げれば
ほら
僕はもう
笑いたくて仕方ない
深夜
神様のようにろくでもない
そんな番組を見ながら
僕は黙々と自分を慰めている
今日のことを足してやると
ちょっと胸が キュ
とする
窓を開けて
開放感
新しい酸素に
てんごクラっとする
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