再生/
ポッケ
去年の朝の
球根が
臓器のように
どしんどしん、と
土の表皮で呼吸した
高く鳴る
拍動に
ためらう闇が
蒼く余韻し
彼の路を隠しゆく
慣れぬ夜を呼吸して
水路を拓き
彼の拍動は
高く成る
彼の路に緑がわたる
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