コンデンスミルクの夢想/佐伯
 
つゆばれて熱に浮かさる吐息熟る夜露ばかり訪うひともなし

愛してると告げなければサヨナラという必要もないつかの間の宿

雨脚の途切れる宵闇濡れた肢体愛人を駆り峠を越える
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