middle of nowhere/
衿野果歩
どこでもドアで連れて行ってくれた
あの遊園地はキラキラしていた
回転する庭の隅で
ずっと笑っていられた
どうしたって真ん中へ行けない僕を
君は引っ張ろうとして
踏ん張って赤い顔で
それからちょっと泣いたね
困らせてごめん
ありがとうなんて
とても言えないから
キスした星屑を君に贈る
きっと僕らがめざした場所は
どこでもない場所
忘れられた名前を 君に贈る
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