六月のブルー/
黒子 恭
かなしい色を
しているね。
六月の空を蹴飛ばして
そう言った君の台詞は
何処までも
何処までも
ブルーな、
理由も知らずに
泣く人なんていないよ。
上を向いて投げ掛けた
その台詞は誰の為の、
どれ程の痛みが
君に近いかなんて
知らずに
抱きしめたのは
足早に、七月が
迎えに来たような
朝だった
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