巻頭 一月/縞田みやぎ
 
しくてくるしくてやりきれないけれど、しあわせだって思いました。しずかに。



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いぬやねことおなじになったら
きっとあしのうらがちべたい ちべたいってなくんだ
わたしがあるいてもつめがちゃりちゃりいわない いわない て
なくんだ



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汁物にはゴボウを入れたらよかった
私は 食べ物の話をしたら
女の子の詩人だと暴かれてしまいました
注意深く ふくしゅーの時を待って



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まるく、まるく。
まるくしんでいくために詩を書こう
ぼんやりと滅んでいくための骨のかたち
ぼんやりと滅んでいくための肉のかたち



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