天国行きの罪びと・地獄行きの善人/プル式
 
を吹きかけては最後には殺してしまうチンピラでした。彼は自分で吹きかけた喧嘩で殴り殺されたのでした。

2人の青年に神様は言いました。
「罪びとよ聞くがいい、善人が受け入れるなら、その扉は開かれよう。」
「善人よ聞くがいい、お前が望むならその扉は開かれよう。」

罪びとはいいました。
「それじゃ、俺は天国へ行きたい。生きていた頃はひどいことばかりだったから」

善人は言いました。
「それじゃ私は受け入れましょう。その人に優しく出来なかったその罪は私の罪です」

そうして罪びとは天国へ行き、善人は地獄へ行きました。

地獄に着いた善人はその目を覆いたくなるよ
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