箒星が夜空を堕ちていくあいだに/りゅうのあくび
夜空を越えて
きらめく星空
箒星が瞬くあいだに
胸の奥に秘められた
小さな鼓動は
紅くかがやきながら
燃えている
Over the
Sentimental Memorial
小さな宇宙につながる
部屋の窓辺にもある
可憐な風景のなか
ふとよぎる刹那の
道端には白いチョークで
明日の方角へと
ぐっと描いた直線の跡がある
想いは走る
軽くステップを踏み
ダンスを踊るように
On the
Friendly Road As Myself
都会のビルの谷間を堕ちる箒星は
放熱をしながら
影を落とす月灯かりや
地上にきらりと鮮やかにひかる
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