誰かのために生きること/
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間の本質だと思っていた
だけどそれは傲慢な考えなのかもしれない
自分自身を支える力の無い奴が
一体誰を守れるというんだろう
無理して荷物を背負おうとしたって
僕の悲しみは君の悲しみで
その逆もきっと真実なんだ
映画のクレジットが流れ終わって
DVDをデッキから取り出した
「それでもやっぱ僕は死ぬのは怖いな」
「それなら最後まで考えるよ」
「考えるって一体何を?」
「二人で生き残る方法だよ」
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