旅立つ前の夜には/REMINGSセシル
 
行ってきます

、、、。



車の中は静かで

目の前のコンビ二のわきには

納品のトラック

から荷物をすばやく降ろす

作業員がいた



静かな夜だった



何か

何んでもいいから

あなたのものを置いてって



彼は

財布の中から

臓器移植意思表示カード

を取り出して

彼女に渡しました

ぼくの脳が死んだら

ぼくの体は

全部必要な人に使われればいいよ



いやよ

わたしの中に入れるわ

彼女は胸を指差して

ふたつづつになるの

と言いました



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