太陽の瞳 /
服部 剛
「 抵抗することに疲れた 」
そう言い遺してある友は
自ら世を去った
思い通りにならない日々の
不自由な鎖を巻いたまま僕は
しばらく横になっていた
ランプの灯りの下
開いた小説の主人公が
最終章で語った言葉
「 99%の絶望と、1%の希望 」
僕にもできる
小さいことが
あるかもしれない・・・
( 1%の為に、今日を生きる )
久しぶりに外へ出て
停車中の車を横切る
窓に映る
小さい太陽と
目が合った
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